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| レーサーX&タエイジョ・トゴーカン |

◇レゴ・レーサー・レーサーX&タエイジョ・トゴーカン#8159 2008年6月に発売された「スピード・レーサー」から、「レーサーX&タエイジョ・トゴーカン」をご紹介します。このシリーズは、同年7月5日公開の映画「スピード・レーサー」を題材に、ブロックでシーン展開していくというもの。セットは“カサ・クリスト・クラシック・クロスカントリー・レース”にエントリーしたレーサーXとタエイジョ・トゴーカン(公式サイトでは“タエジョー・トーゴーカン”)の2台のマシンが再現されているらしいです。映画を見ていないので、なんのこっちゃわかりませんが(笑)。
映画「スピード・レーサー」は、実は1967年に竜の子プロが制作したアニメ「マッハGoGoGo」をアメリカでリメイク、実写映画化されたもので、登場するマシンは、近未来的にカッコよくアレンジされています。今回紹介するセットは、その主役の“マッハ号”ではなくて、サブキャラである“覆面レーサーX”のマシンというわけです。定価4,200円。

セットに2台あるマシンの黄色い方、レーサーXです。一般的には、車軸を通すビームをフレームとする手法が多いと思うのですが、それでは低い車体を表現するのが難しいので、基礎部はプレートでつなぎ合わせた構造になっています。強度的には、クランク型のプレートを前後に配して、車底を支えているので問題ありません。目をひくのは、側面に出っ張ったフェインダーパーツです。ポッチ(スタッド)は、プレート3段の山型(階段状)になっていて、収納できるタイヤの大きさは4ポッチです。このフェインダーパーツは、同シリーズのマシンのほとんどに使用されています。

エンジンの排気管を表現しているパーツは、1×2のプレート両端に1×1の丸ブロックがくっついたようなカタチで、丸ブロックの上部はそのまま出っ張って放射状に傾いています。色は銀色です。上部の“穴”に、ポッチが入りそうなので試してみましたがダメでした。

使用されているタイヤは「%30648タイヤ(外径24mm×内径17mm×幅14mm)」で、ホイールには、直径17mm×幅14mmの軸用スポークが用いられています。取り付けはスポーク側を内面にし、窪んでいる側を外面にして、銀色のホイールキャップをはめ込みます。

レーサーXの完成。大きさは車幅8ポッチ×全長21ポッチで、ボディの高さはブロック約2個分という扁平スタイルです。コレだけ見れば、スポーツカーらしいカッコいいデザインですけど、映画のマシンと比べると、やはりイメージが違うのが残念なところです。砲弾型や流線型は難しいですもんね。部分的にパーツを忘れたかな?と思うような個所も気になるところです。

続いて赤い方、タエイジョ・トゴーカンのマシンです。基礎部はレーサーXと同じく、クランク型のプレートを前後に配して、プレートの車底を支えています。こちらは座席シートが2席あって、市販スポーツカーっぽい趣を感じます。1/4円ブロックや、側面に溝が入ったブロックなどで、ボディに変化を加えている点も工夫が感じられます。

フロントノーズ部分、ボンネットを表現する6×4ウェッジカーブは、ヒンジで取り付けます。これはボンネットを開閉するためではなく、先端を低くして傾斜をつけるためのものです。

タエイジョ・トゴーカンの完成。タイヤはレーサーXと同じく、「%30648タイヤ(外径24mm×内径17mm×幅14mm)」が使用されていますが、こちらにはホイールキャップはありません。車幅も8ポッチで同じですが、全長は実質19ポッチでコンパクトな印象を受けます。シールを貼るのは大変でしたが、このマシンの方がスポーツカーのベース車として、無駄なくまとまったデザインだと思いました。

ミニフィグは2体付属しています。向かって左側は「覆面レーサーX」で、“謎の人物”という設定ですが、ヘルメットを外せば素顔が見られます(笑)。向かって右側は「タエイジョ・トゴーカン」で、細いつり目のアジア人らしき顔つきです。このミニフィグも従来の黄色ではなく、インディ・ジョーンズ・シリーズと同じ肌色が採用されています。キャラものはぜんぶ肌色なんでしょうか?
ブロックにアレンジされたマシンデザインは、原作から受けるシンプルな“メイド・イン・ジャパン”感は薄く、アメリカ流の文化がつくり上げた“モノ”という印象を持ちました。しかし、一方では派手さがなく物足りない感じも…。このサイズなら、もっといろいろできたんじゃないのかな? 「スピード・レーサー」シリーズには、主役の“マッハ号”を始め、数種のマシンが用意されていますが、入門セットとしては、赤と黄で構成されたこのセットが最適だと思いました。
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(2008/06/28(土) 22:04) |
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古岡 ひふみ フリーのグラフィックデザイナーです。京都市出身で現在は大阪府箕面市に在住しています。嵯峨美術短期大学(現京都嵯峨芸術大学)卒。(社)日本グラフィックデザイナー協会会員。ディジタル・イメージ会員。 |
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